御柱祭

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昨年は7年に一度の御柱祭でした。父の出身が長野であるにもかかわらず、初めて、それも父はもういなくなってからの参加でした。危険なお祭りで怪我人や死者が出たりする奇祭と言われています。私はお祭りが好きとか嫌いとか考えた事がなかったし、やっている意味もよくわからなかったのですが、日本人として 本当に知って良かったと思いました。

山から御神木を運んで町を引いて4つの神社に4本づつ立てるのですが、それを成し遂げる事だけが目的ではないのですね。木落としと言ってかなり急な崖を人が乗ったまま滑り降りてくる迫力ある所が見所と言われてていますが、それより何より一番はこの日の為にこれを成し遂げる為に人々がそれまでにしてきた準備や日々重ねてきた思い、長い長い間続けてきた合わせてきた純粋なものを感じる空間だという事。誰もがその場を楽しみその場を感じているので、先を急いだり成し遂げようとする思いはないのです。何日もかけて里引きで木を引いて町を歩く時、ほとんどの時間費やされるのは停まってそこにある家の人達と飲んだり食べたりしゃべったり。この日大切に使う為にかなりの年月をかけて作ったであろう物達への思い、例えばツルツルに研磨してきた木の根を見せて喜び合ったり。全体の最終目標は決まっているけれどそこに行くまでどれだけ楽しむか、そして危険で集中しなければならない所にどれだけ力を注げるか、道が狭くなっていて技術と力で時間をかけて苦労して通らなければならない所を通った時の喜び。

この祭りは人生なんだな。縮図なのだと思いました。

日本人は決まった宗教を持たずに自然を人々を風習を信じて生きています。祭りが続いている意味や大切さを日本人の心で感じられた事が私はとっても嬉しかったのです。

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